このページには、おはなしの核心にせまる記述も含まれているものと思われます。 完成したのちにお話を楽しみたいだけのかたは、読んじゃったりしないほうが無難なのかもしれないです。
自分は一体何のために生きているのか? 毎日変化も無く繰り返される日々の中で、生きる目的を見失ってしまった少年、光一。 ふと通りかかった神社の縁側で、彼は目の前の大きな杉の木を見上げている、不思議な少女と出会う。 「この杉の木のてっぺんにあるガラス玉を取りたいんだけどね、どうやっても取れないの」 光一は彼女に協力することを決め、毎日二人でガラス玉を取る為試行錯誤する日々が始まった。 やがて光一は、毎日神社に通う内に段々その少女に心を惹かれている事に気付く。 彼女は一体何者なのか? そして光一に密かに思いを寄せるクラスメート A との恋の行方は? 彼女は言った。 「また会えるから。この大きな杉の木の下で」 ある夏の日の、淡くはかない恋愛幻想。 夏休みに入る前の話。 高校一年生の主人公は自分が生きている理由がわからず、無気力になっていた。 ふと通りかかった神社の境内に巫女服の少女が一人。 主人公はこの少女と話すうちに次第に仲良くなっていく。 少女は神社の大木のてっぺんにあるガラス球が取りたいと言う。 主人公は神社の神主からある話を聞いた。50 年前、木から落ちて死んだ少女の話。 彼女は 50 年前に死んだ幽霊だった。 でもそんなこともどうでも良くなっていた。主人公は彼女に恋をしていた。 だがある日、その大木が切られることに。 大木が切られ、ガラス球が見つかれば彼女の未練は消え、彼女は居なくなってしまう。 主人公は必死で木を切るのに反対するが、結局木は切られ、ガラス球が見つかった。 少女は「また会えるから」と言って、消えてしまった。 それから一ヶ月が経ち、主人公はまたあの神社へ。 一人で座っていると、後ろから「はじめまして」と声を掛けられる。 それはあの巫女服の少女だった。
重要 大木 ガラス玉
それは寒い寒い真冬の夜の事…… 俺は自分が殺された事に気付いた。 体から流れていく血液が厭に幻想的で一瞬、夢じゃないかと疑ってしまうほどに綺麗だった。 このまま死んでしまうのもいいかと納得して、ゆっくりと瞼を閉じた。 「あの……大丈夫ですか…?」 そんな声が掛けられた。 この状況が大丈夫なはずないだろっと怒鳴ろうと瞼を開いた瞬間、 そこにいたのは巫女装束の女の子だった。 夢が醒めた。 だが胸についた傷跡が夢じゃない事を何より証明していた。 幼なじみの女子や男子などと生活をしていく中であれは本当に夢だったんじゃないかと納得し始めていた。 そんなある日の通学途中、俺は彼女がスーパーから出てくるのを目撃した。
謎の少女 A はいつからかもう一人の自分が自分に介入してくる感覚に襲われる。 初めは夢の世界でしか見なかった幻が現実を段々と蝕んでいく。 極限まで侵食された謎の少女 A。 その時彼女は自らの数奇な運命を知る… もしかしたらこの話、他のシナリオに微妙に影響与えてしまう恐れがあるので一応話のネタバレを… 実は謎の少女Aはパラレルワールドと思われる世界でただ一人同一人物な存在。 この話の主人公の謎の少女 A が全ての少女 A にアクセス出来る権限がある(本来なら一生気づかないシステム)。 ただ、他の世界の少女 A がそのシステムに気づき、逆恨みとして(←の世界の少女 A は不幸な生い立ち)逆介入により主人公の少女 A を精神的に(それしか出来ない)追い詰める。 その影響で様々な世界の少女 A の世界を幻覚(厳密には現実)に触れ、自分も少女 A システムに気づく。というお話。
――それは夢と現の間にある、不思議なお話。
光一は気がついたら見知らぬ場所にいた。 気を失っていたかどうかすら定かではないが、以前の記憶は全くない。 見渡すとあざやかな色合いの木々が光一を取り囲んでいる。 さながら、紅葉の山にいるような……。 異常なほど秀麗な景色に目を奪われていると、遠くに巫女と思われる服装の少女を見つける。 彼女も迷い込んでしまったのかも知れない……。 光一は様々な疑問を抱えながら、少女と接触することを決めた。
喫茶店でそれとなしに会話を聞く内に近くの席の女が美人局的なことをしていることを知る。 友人に話して聞かせるとそれはどうやら自分のことらしく落ち込んでしまう。 義憤に燃えた主人公は友人を連れ彼女と会い苦言を呈し結果別れてしまうことになる。 何の因縁か外出時に再び合間見える主人公と友人の元彼女。 ここで非難したなら態度を貫けたのだが主人公はその美貌の虜になってしまう。 求愛行為をしてようやく告白し晴れて彼氏彼女の間柄になる。 翌日友人から、彼女が今度は俺をターゲットにした、酷いことになる前に別れろと言われる。 つまり主人公は第二の被害者になってしまったのである。 怒りに燃えた主人公は彼女が本心から自分(=主人公)を好きになるよう策を弄す。 万事上手くいき、締めとして彼女に計画をバラし罵倒を浴びせようとする。 しかし情けない主人公は何も言えずに彼女の恋心を受け止める。 そして友人は殺意を抱く。
とある高校の旧校舎、その内一つの教室でオカルト研究部(扉には心霊処理委員会の張り紙)はひっそりと活動している。 部員は二人、主人公(名前未定)はヒロイン(名前未定)のみ。 主人公は読書、ヒロインは杖の手入れをいつも通りしていると、約3ヶ月ぶりの依頼者が扉を叩く。 依頼の内容は最近の欠席者の増加について、風邪の流行とは考えにくいので何とかして欲しいとの事。 (オカ研は学校では爪弾きに遭っているので、依頼者はあらゆる手段を尽くした上での最後の手段であった) ヒロインは無反応、それをいつもの事のように主人公は依頼者と共に捜査へ。 校舎を一通り周る、途中で黒幕と出会うが、その時は軽い会話のみ。 翌日、休んでいる生徒の家へ。話を聞くと風邪というよりも衰弱、過労に似た症状。 オカ研に戻りヒロインと合流、再度捜査開始。 旧校舎のチャイム(鐘の音)にヒロインが反応。(オカ研部は防音改造+放送スピーカ破損中) ヒロインの合図で主人公離脱、ヒロインと依頼者は旧校舎の鐘楼へ向かう。 鐘楼へ登ると黒幕と対面、自分の脆弱な身体を補う為に鐘を使って精気を他人から奪っていた。 主人公到着、金属バット所持。鐘を破壊しようとするが、物理結界の影響で破壊不能。 ヒロイン「ああ、やっぱり」 主人公「分かってたならやらせるな!」 結界を破る為、ヒロインが杖を地面に突き立て、降霊魔術を使い、古代の魔術師(巫女)を降ろす。 鐘の術式ごと結界を解呪。逆凪(結界を破られた反動)により黒幕気絶。 数週間後、リハビリに励む黒幕とオカ研の手伝い(といっても主人公に本の解説を聞くだけ)をする依頼者。 ヒロインが空を見上げた所で ED |